資料ダウンロードはこちらから
不動産価値をもっと上げるメディア

不動産価値を
もっと上げるメディア

資産価値を上げる!資料ダウンロードはこちら

マンションオーナー必見!太陽光発電のメリットと設置の際の注意点

  • SDGs
マンションオーナー必見!太陽光発電のメリットと設置の際の注意点

マンションオーナー必見!太陽光発電のメリットと設置の際の注意点


太陽光発電の設置を検討しているマンションオーナーは多いのではないでしょうか。太陽光発電を設置すれば、マンション内で自家消費したり売電収入を得たりと、さまざまなメリットがあります。マンション経営の安定化にもつながるでしょう。今回の記事では、マンションに太陽光発電を設置する際に、マンションの形態によって注意すべきポイントや設置のメリットなどを紹介します。



マンションに太陽光発電を設置するケース

太陽光発電を設置する場合は、マンションのタイプにより取るべき方法が異なることに注意が必要です。状況によっては、設置までに時間がかかるケースもあります。以下3つのケースについて、それぞれみてみましょう。



賃貸マンションに設置

賃貸マンションの場合、オーナーは建物や土地の所有者のため基本的には自分の判断で太陽光発電を設置することができます。ただ、発電装置を設置する際は工事音が出たり、一時的に設置業者が出入りしたりすることになります。トラブルを避けるためにも、事前に入居者全戸に承諾を取り、管理会社にも話をしておくことが重要です。



分譲マンションに設置

分譲マンションに設置する場合、マンションの屋根(もしくは屋上)に設置するパターンと各部屋のベランダに設置するパターンが考えられます。いずれも共有部のため設置可能かどうかは管理組合の集会決議によって決める必要があります。発電機を設置することで共有部の電気代をおさえられるメリットがありますが、イニシャルコストやメンテナンス費用がかかることを考えると、必ずしも簡単に賛成が得られるとは限りません。

マンションでは12〜15年程度に一度、大規模な修繕が必要になります。分譲マンションで太陽光発電を設置する場合は、この大規模修繕のタイミングに合わせると話が進みやすいケースもあります。



新築マンションに設置

まだ入居者が住んでいない新築マンションの場合は、許可を取る必要もないためオーナーの独断で太陽光発電を設置することができます。工事前に告知する必要はなく、音を出しても問題ないため、設置のハードルは最も低いケースといえます。そのため、いずれ太陽光発電を設置したいと考えているなら、入居者が入る前に設置することを検討しましょう。



マンションでの太陽光発電や蓄電池の活用方法

太陽光発電により蓄えた電力の活用方法は、主に以下の3つがあげられます。それぞれ、具体的にみていきましょう。



自家消費する

自家消費とは、太陽光発電で蓄えた電力をそのマンション内で使うことを指します。自家消費は主に、以下のケースに分けられます。

・共有部で使用する

・オーナーの部屋で使用する

マンションの共有部で使っている電気代は、管理費もしくは共益費という名目で居住者に分割負担してもらうのが一般的ですが、太陽光発電装置を設置すれば、この共有部へ電力を供給することができます。マンションのオーナーにとっては電気代の削減つながるほか、蓄電量によっては管理費や共益費を減らせるため居住者にとっても大きなメリットがあります。「太陽光発電を利用しているため共益費が安い」というアピールができれば、物件自体の価値が高まる可能性もあります。

また、マンションの一室にオーナーが住んでいる場合は、蓄えた電気をそのままオーナー宅で使用するという選択肢もあります。オーナーとしては電気代の節約になるため、大きなメリットがあるといえるでしょう。



非常用電源として活用する

太陽光発電により蓄えた電力は、地震や台風などの災害時に備えて非常用電源として活用するという選択肢もあります。この場合は、太陽光発電装置に加えて蓄電池も設置する必要があるため、イニシャルコストはかかってしまいます。しかし、万一の際も最低限の電力が確保されている、災害に強いマンションとしてアピールすることが可能です。

また、蓄電池を設置して蓄電システムとして運用しておけば、非常用電源として確保したうえで余った電力は自家消費したり、後述する余剰売電に回したりすることもできます。



余剰売電する

自分のマンションで消費しても電力が余る場合は、余剰分を電力会社に売電するという選択肢もあります。

余剰電力を固定価格で電力会社へ売電するためには、経済産業省へ事業計画認定申請を行うことが必要です。手続きに手間はかかるものの、家賃以外のマンション収入を増やせることが大きなメリットといえます。ただし、「低圧」区分の小規模太陽光発電設備の場合、売電が可能なのはあくまで余剰電力に限られることに注意が必要です。



太陽光発電や蓄電池を導入するメリット

太陽光発電や蓄電池を導入するメリットには、以下のようなものがあります。



ソーラーパネルを設置して屋上の空きスペースを活用できる

マンションの屋上は、安全上の理由から開放されていないケースがほとんどです。そのため、広い空間がありながら誰も使うことのできないスペースとして放置されていることも少なくありません。

マンションの屋上は、一般的な戸建てに比べて日当たりもよく、ソーラーパネルを設置するのには絶好の場所です。せっかくの空いたスペースを有効活用できるのは、太陽光発電を導入する大きなメリットといえるでしょう。



太陽光発電による電力を共有部で使う

太陽光発電装置を設置することで、共有部の電力を供給することができるのも大きなメリットです。マンションではエントランスや廊下、階段など、さまざまな場所で電気を使用しています。また、エレベータを動かすにも電気が必要で、1カ月にかかる電気代は決して安くありません。

これらの電気を太陽光発電で供給することができれば、マンション全体で節電に取り組むこともできます。特に近年は省エネだけでなく、電気を作り出す創エネでマンション全体のエネルギー消費をゼロ以下にするゼッチマンションへの注目も集まっており、太陽光発電装置の設置はマンション価値を高めることにもつながります。



余剰電力で売電収入が得られる

余剰電力を電力会社へ売ることができるというのも、太陽光発電装置を設置するメリットのひとつです。売電収入を得られることで、家賃以外の収益を確保することができ、マンション経営の安定化につながります。

また、固定価格買取制度による電気の買取価格は20年間(または10年間)固定価格となっているため、月々の蓄電量が分かってきたらどの程度の収益が確保できるか見通しが立てやすいというメリットもあります。



自家発電や蓄電池により災害時の非常電源として使用できる

日本は毎年のように台風が通過し、また地震も頻発するなど災害の多い国といえます。そのため、防災に対する意識が強く、非常用持ち出し袋などを用意し災害に備えている人も少なくありません。

マンション自体に太陽光発電などの自家発電装置や蓄電池が備わっていれば、万一災害が起きた場合でも、生活に最低限必要な電力を供給することができます。居住者の安心につながることに加え、サポート体制の充実したマンションとしてアピールすることも可能になるでしょう。



マンション経営という点でも大きなメリット

環境意識の高まりもあり、太陽光発電には大きな注目が集まっています。また、投資効果や売電利益が得られることを考えると、マンション経営という点でも大きなメリットがあるといえるでしょう。この機会に、マンションへの設置を検討してみてはいかがでしょうか。