Amazonが掲げる環境への取り組みは誰に向けられたものか
(画像=Renergy Online 編集部)
武井利明
武井利明
住宅メーカーに約20年営業職で勤務。現在は住宅関係をはじめ不動産投資、太陽光発電、環境問題、SDGs、脱炭素など幅広いテーマを執筆するライターとして活動。また人気動画サイトの台本作成も手がける。丁寧にリサーチを行い、複雑な話題を正確にわかりやすく伝える文章を得意としている。

AppleやGoogleといった巨大IT企業が環境問題へ取り組む中、Amazonの環境問題への積極的な活動は目立っていないと感じている人もいるのではないでしょうか。そこで本記事では、具体的にAmazonがどのような活動を行っているかについて掘り下げていきます。

目次

  1. 環境問題への取り組みはストライキがきっかけ
  2. 突然発表された環境対策
    1. 2030年までに10万台の電気配送車を導入
    2. Amazonエアーの燃料を持続可能な航空燃料へ
  3. 他社に比べ立ち遅れているAmazonの行動
  4. 先行するAppleやGoogleの活動
    1. サプライチェーンも巻き込むApple
    2. 膨大な再生可能エネルギーに注力するGoogle
  5. ジェフ・ベゾス氏は1兆円規模の基金を設立
  6. 解決されていない配送の梱包材問題
  7. 批判をかわす目的でも効果は絶大
  8. Amazonが掲げる環境への取り組みに関するよくある質問
    1. Q.Amazonが環境問題へ取り組み始めたきっかけはなんですか?
    2. Q.Amazonが発表した環境対策とはどのようなものですか?
    3. Q.AppleやGoogleはどのような活動を行っているのでしょうか?

環境問題への取り組みはストライキがきっかけ

2019年9月20日に米Amazon.comの従業員が同社の環境問題への対策強化を求めてストライキが行いました。この従業員たちは、以前からAmazonに温室効果ガス排出を減らすなどの環境対策を求めており、なかなか目立つ対策が講じられないことからストライキへと動き出したのです。Amazonは「許可なく公の場で同社について発言する場合は解雇する」と警告していたので強行突破した形といえるでしょう。

一方Amazonは、ストライキの前日に突然環境への取り組みを表明しました。

突然発表された環境対策

Amazonは、社会や環境問題に取り組む慈善団体のGlobal Optimismと協力して「気候変動対策に取り組む誓約(The Climate Pledge)」に署名すると発表しました。これは2040年までに二酸化炭素排出量実質ゼロの目標達成を求められるものです。

すでに発表されていた、すべての事業で使用電力を再生可能エネルギーに置き換える目標において2024年までに80%、2030年までに100%とする具体的な時期も表明。他にも物流というAmazonの事業展開とは切っても切れない活動においても以下のような環境対策が発表されています。