SDGs(持続可能な開発目標)が注目されている理由と、そのメリット・デメリット
(画像=Renergy Online編集部)
大西 勝士
大西 勝士
フリーランスの金融ライター(AFP、2級FP技能士)。早稲田大学卒業後、会計事務所、一般企業の経理職、学習塾経営などを経て2017年10月より現職。10年以上の投資経験とFP資格を活かし、複数のメディアで執筆しています。

「SDGs(エスディージーズ)」という言葉がよく聞かれるようになりました。SDGsは、社会に必要なものだと分かっていても内容をしっかりと理解している人は少ないのではないでしょうか。よりよい社会を築くためにSDGsの概要や注目されている理由、メリット・デメリットを知っておきましょう。

目次

  1. SDGs(エスディージーズ)とは
    1. SDGsの特徴
    2. SDGsの構造
  2. SDGsが注目されている理由
    1. 気候変動などへの危機意識の高まり
    2. ビジネスチャンスとなる
  3. SDGsのメリット
    1. 国際社会のさまざまな問題の改善・解決が期待できる
    2. 企業価値の向上が期待できる
    3. 有望な投資先を見つけやすくなる
  4. SDGsのデメリット
    1. コストがかかる
    2. 企業利益につながらない可能性がある
    3. これまでの生活様式や考え方を変えなくてはならない
  5. SDGsへの理解を深め、自分にできることに取り組もう
  6. SDGs(持続可能な開発目標)に関するよくある質問
    1. Q.SDGs(エスディージーズ)とは?
    2. Q.SDGsが注目されている理由は?
    3. Q.SDGsのメリット・デメリットは?

SDGs(エスディージーズ)とは

SDGs(Sustainable Development Goals)とは、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標」のことです。持続可能でよりよい世界を実現するため、2030年までに達成を目指す17のゴールと169のターゲットが決められています。SDGsには「地球上の誰一人取り残さない(leave no one behind)」という理念があり、先進国から発展途上国まで国連に加盟するすべての国が取り組むものです。

日本においても、国や自治体だけでなく企業や個人も、積極的にSDGsの達成に向けて取り組んでいます。

SDGsの特徴

SDGsの前身は、2001年に策定されたMDGs(Millennium Development Goals:ミレニアム開発目標)です。MDGsは、開発分野における国際社会共通の目標で2000年9月にニューヨークで開催された国連ミレニアム・サミットで採択された「国連ミレニアム宣言」をもとにまとめられたのです。MDGsでは、貧困・飢餓の撲滅をはじめ2015年までに達成すべき8つの目標を掲げて一定の成果をあげました。

MDGsの内容は、その後継となるSDGsに引き継がれています。MDGsは、主に開発途上国向けの目標でしたがSDGsは先進国を含めたすべての国が取り組むべき普遍的な目標となっているのが特徴です。各国政府の取り組みだけで目標達成は困難なため、地方自治体や企業、個人まですべての人に目標達成に向けた行動が求められています。

SDGsの構造

SDGsには、2030年までに達成を目指す17のゴールがあり、その下に169のターゲットと232の指標が決められています。17のゴールの詳細は以下の通りです。