太陽光ファンドにはどんな種類がある?おすすめのファンドと太陽光発電投資との違いを解説
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太陽光発電設備に投資したい場合、太陽光ファンドを利用する方法があります。太陽光ファンドにはいくつかの種類があり、それぞれメリット・デメリットがあるため、特徴を理解した上で投資することが大切です。

太陽光ファンドの種類やおすすめのファンド、太陽光発電投資との違いについて解説します。

太陽光ファンドとは

太陽光ファンドとは、複数の投資家から集めた資金で太陽光発電設備に投資し、運用で得られた収益を投資家に分配する仕組みです。投資家は、投資金額に応じた分配金を得られます。

個人でも、土地付きの太陽光発電設備に投資することは可能です。太陽光発電には固定価格買取制度(FIT)があり、国が長期にわたって固定価格で電気の買取を保証しているため、安定した収益が期待できます。ただし、太陽光発電投資物件は比較的大きな投資になります。

太陽光ファンドなら少額から投資できるので、初心者でも気軽に始めやすいでしょう。

太陽光ファンドは主に3種類

太陽光ファンドは主に以下の3種類があります。

  • クリーンエネルギーETF
  • ソーシャルレンディング
  • インフラファンド

それぞれの特徴とメリット・デメリットを確認していきましょう。

クリーンエネルギーETF

クリーンエネルギーETFとは、米国の株式市場に上場しているテーマ型ETFの1つです。太陽光や風力、バイオマスなど、再生可能エネルギー関連の株価指数に連動する投資成果を目指して運用されます。

クリーンエネルギーETFのメリットをまとめました。

  • 分散投資によりリスク軽減が期待できる
  • 流動性が高くて換金しやすい
  • 売却益を得られる可能性がある

1本で世界の再生可能エネルギー関連企業の株式に分散投資ができるので、リスク軽減が期待できます。また、米国市場に上場しているため早期に現金化でき、うまく運用できれば売却益を得ることも可能です。

ただし、クリーンエネルギーETFは、太陽光発電設備に直接投資できるわけではありません。再生可能エネルギー関連の株式が投資対象であるため、投資成果は投資先企業の業績に左右されます。また、米ドル建ての金融商品なので、為替相場の影響を受けます。

ソーシャルレンディング

ソーシャルレンディングとは、インターネット上でお金を借りたい人と手元資金を運用したい人を結びつけるサービスです。投資金額に応じて分配金を受け取ることができ、運用期間が終了すると元本が返済される仕組みです。

創業年数が短く、取引実績が少ない企業は銀行から融資を受けるのが難しいため、ソーシャルレンディングを利用して資金調達を行うことがあります。ソーシャルレンディングの中には太陽光ファンドを扱っているサービスもあり、ファンドを通して太陽光発電設備に投資できます。

ソーシャルレンディングのメリットは以下の通りです。

  • 少額から投資できる
  • 運用に手間がかからない
  • 利回りが高い

ソーシャルレンディングは、1万円程度の少額から投資を始められます。株式のように価格が変動せず、投資後は分配金の支払いと元本の返済を待つだけなので、運用に時間や手間がかかりません。また、ソーシャルレンディングの太陽光ファンドは、利回りが6~8%程度と高いのも魅力です。

ただし、ソーシャルレンディングは、分配金の支払い遅延や債務不履行が発生するリスクがあります。サービス運営企業が資金調達を行う事業者を審査していますが、元本が返済されない可能性もゼロではないので注意が必要です。

また、基本的に運用期間中は中途解約できず、運用が終了するまで資金を引き出せないデメリットもあります。手元資金が不足することがないように、余裕資金で投資を行うことが大切です。

インフラファンド

インフラファンドとは、複数の投資家から集めた資金で太陽光発電などのインフラ施設に投資し、そこから得られる収益を投資家に分配する金融商品です。投資家には、定期的に投資金額に応じた分配金が支払われます。

インフラファンドは、投資法人が発電事業を行うオペレーターにインフラ施設を貸し出し、賃貸料を得る仕組みです。2021年3月現在、東京証券取引所に7銘柄が上場しており、株式と同じように売買できます。分配金利回りは5~6%台と高く、最低投資金額は10万円程度です。

インフラファンドのメリットは以下の通りです。

  • 利回りが高い
  • 流動性が高くて換金しやすい
  • 将来的に市場規模の拡大が期待できる

固定価格買取制度によりオペレーターは安定した売電収入を得られるため、分配金利回りが高い傾向にあります。証券取引所に上場しており、早期に現金化できるのも強みです。

現在は個人投資家を中心に取引されていますが、東証インフラファンド指数に連動する投資信託やETFが設定されて機関投資家が取引に参入すれば、市場規模の拡大が期待できます。

おすすめの太陽光ファンドはどれ?

3種類の太陽光ファンドについて確認しましたが、これから投資を始めるならインフラファンドがおすすめです。

インフラファンドは国内の証券取引所に上場しているため、お金が必要になれば売却して早期に現金化できます。固定価格買取制度による売電収入があるので利回りが高く、長期にわたって安定した分配金収入が期待できるのも魅力です。

インフラファンドの投資対象は主に太陽光発電設備であり、少額から太陽光発電投資を始めたい人に向いています。

太陽光発電投資と太陽光ファンドの違い

太陽光発電投資と太陽光ファンドの主な違いは以下の2つです。

  • 最低投資金額
  • 融資の利用

太陽光発電投資は土地付きの太陽光発電設備を購入するため、まとまった金額の投資になります。ただし、金融機関の融資が利用でき、フルローンで購入できる場合もあります。融資を利用してレバレッジをかけることで、効率的に資産を増やすことが可能です。

一方、太陽光ファンドの最低投資金額は10万円程度で、少額から気軽に投資を始められます。ただし、投資金額が小さいうちは、利回りが高くても得られる利益は少ないでしょう。また、融資を利用できないため、全額自己資金での投資となります。

太陽光発電投資と太陽光ファンドはどちらがおすすめ?

太陽光発電投資と太陽光ファンドはメリット・デメリットが異なるので、特徴を理解した上で自分に合った方法を選択することが大切です。

太陽光発電投資が向いている人

太陽光発電投資が向いている人の特徴をまとめました。

  • 融資を利用して効率よく資産を増やしたい
  • 高利回りの物件に投資したい
  • 会計や税務に関する知識がある

太陽光発電投資は、融資を利用して効率よく資産を増やせるのが魅力です。物件によっては、太陽光ファンドよりも高い利回りが期待できます。また、太陽光発電投資は減価償却による節税や消費税還付を受けることができ、売電収入は確定申告が必要になるため、会計や税務の知識があると有利です。

太陽光ファンドが向いている人

太陽光ファンドが向いている人の特徴は以下の通りです。

  • 少額から太陽光発電投資を試したい
  • すぐに換金できるようにしておきたい
  • 借金をしたくない

太陽光ファンドは最低投資金額が小さいので、少額から太陽光発電投資を試したい人に最適です。クリーンエネルギーETFやインフラファンドであれば、急にまとまったお金が必要になっても早期に現金化できます。また、融資を利用できないので、借金が苦手な人も太陽光ファンドが向いています。

太陽光ファンドを活用して少額から投資を始めよう

太陽光発電投資に興味があるなら、まずは太陽光ファンドで少額から投資を始めてみるといいでしょう。ただし、投資金額が小さいうちは、それほど大きな利益は期待できません。長期の安定収入を目指すなら、融資を利用して太陽光発電投資物件に投資することを検討しましょう。

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